top of page
検索

面的思考の意味を再考する

  • tabikenn
  • 2019年5月13日
  • 読了時間: 1分

 非論理的な考え方の大切さがあちこちから聞こえるように思います。私たちは、画家が絵画の構図を捉えたり、デッサンを描く際に対象だけを見ないように訓練するという、いわば絵画的なメタ認知から「点でも線でもない全体感の捉え方」に迫っていますが、演繹的で「後出し的な」説明ではなく、「こうすればこうなる」という形式知として示し、多くの人の意見を得たいと考えました。

 2019年3月、タビケンのメンバー6人が「身だしなみ」をテーマに、見える行為、見えない心理についての情報を集め、自分たちでマッピングしたところ、いくつかの気づきがありました。

 中でも「まず共感しやすい付箋紙を集め、次に分類しにくい付箋紙を配置する。その際に、仲間はずれにせず、どことなく似ている内容のそばに置くことで、あいまいな面を構成する。面の輪郭を意識しながら、内部の付箋紙の相互関係を推察することで、複数の心情の関連性を次第に受け入れて、付箋紙と付箋紙のすき間にあるはずの現象や、言語化しにくい心情などのディテールを足していく」というプロセスは、私たちの思考の大切な側面を言い表しています。


 
 
 

Comments


BLOG

bottom of page